MIESROHE DIRECTOR NORIKO SAKAUE
ARTIST NURI LEE
– ART PROJECT第3弾は初めての海外アーティストNuriさんとコラボレーションですが、経緯や彼女にオファーした理由を教えて下さい。
Sakaue :彼女の作品の特徴である、“有機的なフォルム”と“セラミック”という質感の強さとしなやかさとの共存に、ミースロエとの共通点を感じ今回オファーしました。
– 日本のブランドであるMIESROHEの印象はどうでしたか?
Nuri : MIESROHEは、控えめなミニマリズムと繊細な女性らしさ、そして構築的な美しさが共存するブランドだと感じました。
コレクションを初めて拝見した時、素材やシルエット、そして余白の扱い方に感銘を受けました。洗練されながらも静かな深みを感じ、特に、フォルムと空間を大切にする哲学は、私自身のアプローチと共鳴するものを感じました。
– コラボレーションコレクションについて
Sakaue : 今シーズンは“Piece of Pureness”をテーマに、純粋さを感じさせるホワイトや、幼少期に着ていた淡いブルーやチェック柄の服の思い出などから着想を得たコレクションになっています。
本コラボレーションコレクションで曲線を用いたのは、Nuriの作品からのインスピレーション。作り出す曲線のフォルムから彼女のピュアな要素を感じ、今回のデザインに落とし込みました。
そしてNuriがMIESROHEに作ってくれたアートピースは、私が彼女から汲み取った繊細でピュアな曲線美が際立っていて、さらに今期のミースロエのテーマカラーであるブルーの儚いペインティングがイメージと絶妙にマッチした、まさに互いのインスピレーションが合わさった唯一無二の作品になったと思います。
– コラボレーションコレクションについて
Nuri : 今回のプロジェクトでは、自然の中で感じる純粋で不思議な感情を、フォルム、質感、そして色を通して表現したいと思いました。セラミックは完全にコントロールできない素材だからこそ、それぞれの作品に込められた感情的な意図を大切にしながら、その自然な流れを尊重することに集中しました。そしてこのコラボレーションで一番強く感じた繋がりは、抑制された美しさを共有できたことです。
MIESROHEの服の構造的なラインと柔らかな動きが、私の作品の曲線と自然に繋がっていると感じました。
私たちは異なる分野で活動していますが、形を通して感情を表現するという共通言語を共有しているように感じました。
– Message
Sakaue : 洋服の持つ特別なワクワク感やいつもの毎日とは少し違う高揚感だったり、MIESROHEのテーマとする“日常の中のラグジュアリー”を、このアートコラボレーションのアイテムを通じて感じていただければ嬉しいです。
Nuri : このコラボレーションは私にとって大変意義深い経験となり、新たな視点とインスピレーションを与えてくれました。
これからも、国境を越えて、クリエイティブな仕事を通して感性を共有していけたら幸いです。
私の作品が特別な瞬間だけでなく、日常の空間にも静かに存在し、自分のリズムや感性を大切にする人々が、私の作品を通して立ち止まり、息をする瞬間を見つけてくれることを願っています。
“MIESROHE ART PROJECT”とは
Less is more“より少ないことは豊かなことである”
God is in the detail“神は細部に宿る”
MIESROHEのブランドコンセプトでもあるこの2つの言葉を残した、ユニバーサルスペース哲学の雄“ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ”に畏敬の念を込めブランド名を付けたMIESROHEから、新しいブランドアイデンティティの表現として生まれた
“MIESROHE ART PROJECT”。ブランドディレクター坂上が注目する国内外様々なアーティストやアート作品とコラボレーションし、纏えるアートとしてプロダクトに昇華するアートプロジェクトです。